オーダーメイドを収める

世の中には、とても手先が器用な人がいるものです。
手先が器用なだけでなく、根気強くものを製作する意欲を持っているという人も多く、それらを生かした趣味を楽しんでいる人も数多くいるようです。
特に、そうした器用さや根気強さは手芸で発揮されることが多く、SNSなどを利用して、自らが製作したアンティークなドレスを披露している人も見かけます。

驚くことに、そうしたドレスの製作日数は年単位に及ぶこともありますし、総製作費に至っては軽自動車が買えてしまうのではないかというほど高額なこともあります。
そうした作品の多くは、代用品で間に合わせるのではなく、ガラス製のアンティークビーズを使用していたり、その収集のために海外へ出向いていたりと、趣味と言ってしまうにはあまりにもスケールが壮大なことも多く、ですが、そうした努力の積み重ねで作られたドレスたちは、量産品にはない魅力がたくさん詰まっているものです。

古い映画でヒロインが身につけていたドレスを忠実に再現したものや、歴史的資料に載っていた亡国の王女のドレスなど、選ぶ題材の素晴らしさもさることながら、今では入手困難なシルクのレースなどは自分で編んでしまうなど、その熱意たるや「素晴らしい」のひと言では片付けてしまえないほどです。

また、自分のウエディングドレスを手作りしたという人も多く、その理由としては「世界でひとつだけのドレスが欲しかった」「好きなデザインが既製のものにはなかった」などが挙げられるようです。
そうした人の中には、同じような気持ちを抱いている女性のためにと、オーダーメイドのウエディングドレスを提供している人もいて、近頃では随分と人気です。
「ドレスをオーダーするほどの余裕はない」と言う女性のために、ペチコートやガーターベルト、ブーケやベールなどの小物のみを提供しているという作家も多く、その多くは店舗を構えることのないSOHOであることから、自宅外の収納庫を利用していることは珍しいことではありません。

そうした人たちが多く利用している、手軽で低価格な収納場所が「トランクルーム」です。
きれいな形で保存しておくためにはある程度の広さが必要なことから、専用のスペースを借りることが望ましいのです。
また、トランクルームは温度や湿度の管理が簡単にできるため、デリケートなシルク製品を収納するには最適な場所ですし、日焼けなどの心配もないことから多くのオーダーメイド作家が利用しています。
まだ利用したことのない作家の方は、一度、使い勝手を確かめてみてはいかがでしょうか。